玉手箱
ある日若者が黒い箱を拾った。
若者が箱を開けると、その中から白い煙がもうもうと出てきた。
煙が消えたとき、若者は驚いた。
なんと、白髪でよぼよぼのおじいさんになってしまったのだ。
若者だった老人は箱を調べた。
すると、蓋の裏に『願いを叶える箱』と記してあった。
老人は呟いた。
「確かに、年金生活は楽そうだと考えたけれど―――」
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