陽平＆絢 が贈る
和良達巳家潜入ファイル
――― 全体
陽平「えー……あ、これはですね、和良家の見取り図（作者直筆）です」
絢「ちょっと陽平、少しはマジメにやらないと駄目よ」
陽平「だってよ、リアリティがあるんだかないんだか解からないような見取り図だぞ（ペイント使用）」
絢「でもほら、トイレは微妙に良く再現されてるじゃない」
陽平「うけるな」
絢「うけるけど」
陽平「ま、さっさと終わらせますか」
絢「まずは全体からだね」
陽平「二階建てだな。階段がヘタレなのは気にするなとの遺言だ」
絢「坪数は不明。ぶっちゃけるとサイズは完全に適当ね。方角は左上が北らしいわよ」
陽平「和良家には庭もついていて、それが結構広い。もう一軒ぐらいだったら建っちゃうぐらいある」
絢「羨ましい家よねぇ……。部屋も広いし、ベランダまでついてるし。うちも一軒家だけど、もう少し広くても……」
陽平「まかせとけ」
絢「え？」
陽平「大丈夫、オレが絶対三階建てのスウィートハウス建ててやるから」
絢「……へぇ、大工さんになるんだ」
陽平「もう、照れちゃって」
――― ①番
陽平「風呂。次行くぞー」
絢「もう少し詳しく言いなさい」
陽平「面倒だな。左の方にあるのは蛇口だそうです」
絢「あ、そうなの？ タケコプターでも生えてるのかと思ってた、アタシ」
陽平「ふ、キャラクターに代弁させてるようじゃ終わりだな」
絢「全くね。それにしても、やっぱりお風呂も広いなぁ……」
陽平「だから任せとけって」
絢「……銭湯でも開くの？」
――― ②番
絢「洗面所よね」
陽平「洗濯機も置いてあって、ま、一般家庭にあるのと一緒だな」
――― ③番
陽平「ダイニングキッチンのキッチン部分」
絢「逆コの下側はカウンターになってるみたい。」
陽平「キッチンはすげー綺麗なんだよな。達巳が丁寧に手入れしてるんだろうな」
絢「台所も広いほうがいいよね。でもアタシのレパートリーじゃあんなセットはいらないケド……」
陽平「……絢のエプロン姿か……」
絢「な、何想像してんのよ！」
陽平「裸エプロン」
絢「馬鹿！ 死んどきなさい！」
――― ④番
絢「で、こっちはリビングね」
陽平「右下にあるのがテレビでドアの少し上にあるのが棚。で、四人は使える立派な机」
絢「上下にも椅子持ってくれば六人は余裕よね」
陽平「なんと、買った時は二百万だったとか違うとか。あ、もちろん頑張るよ」
絢「これはいいよ」
陽平「いや、オレが欲しい」
絢「頑張って。ねぇ、達巳と幸天ってどこに座ってご飯食べてるの？」
陽平「朝ご飯の時は、カウンターとこの机半々ぐらいで、お昼、夕飯は机だな。
座る位置は、達巳が左上、幸天が右上（たまに左下）らしいぞ」
絢「幸天が達巳に食べさせたりしないのかしら」
陽平「絢はオレにしてくれる？」
絢「あんたが死にかけだったらね」
陽平「解かった。頑張る」
絢「そこは頑張るな！」
――― ⑤番
陽平「ここは達巳の両親の部屋だった所だよな」
絢「作品中では幸天の部屋になるのよね。
ねぇ、家具の配置が書いてないけど？」
陽平「幸天が来る前と来た後で配置が違うから、書くのやめたんだってさ」
絢「あーん、幸天の部屋知りたかったのに」
陽平「遊びにいけばいいだろ？」
絢「一人で行くのはいやだから、行く時は一緒に行こうね」
陽平「その後ダブルデートな」
絢「幸天はあげないわよ」
――― ⑥番
陽平「物置！」
絢「ここはこれだけでいいでしょうね」
――― ⑦番
陽平「玄関。ドアがちょっと大きいのは気にしないでね、と作者が」
絢「上にあるのはゲタ箱で、ま、ここもこれぐらいでいいでしょ」
再び見取り図
――― ⑧番
陽平「馬鹿だー。同じ物もう一回貼ってるよ」
絢「計画性がないからこうなるのよね」
陽平「そんで、ここは達巳の部屋だな。右上にベッド、その横にあるのが棚、左下に学習机、左上の空間が押入れってやつだな。他の細かい家具は書いてないみたいだけど」
絢「押入れには結構いろいろ入ってるみたいね」
陽平「折りたたみの小さな机とか洋服ダンス、サッカー用具とか入ってたぜ」
絢「……あんたが達巳の部屋の解説してるの変態っぽ」
陽平「失敬な。なんならお前の部屋の説明してやろうか？」
絢「や、やめてっ」
――― ⑨番
絢「ここの部屋は何？」
陽平「達巳曰く『物置』だそうだ。でもなぁ、一階にも物置あるし、なんかおかしい気がするけどな」
絢「鍵も閉まってたから、中がどうなってるのか解からないのよね」
陽平「きっとSM具が仰山入ってるんだぜ」
絢「不健全な発言は止めなさい」
陽平「ま、とにかくここで本当のこと言っちゃったらネタバレになることもあるからな」
絢「うん。アタシも何となく解かったけど、言ーわない」
※ 注
建築学なんてあるわけないんで、家に不具合ありそうですが気にしないで下さい。
家具の配置は書いてないのもあるんで、そこらへんはお願いします。
参考物件はありません。書き方を知るために本物の物件見取り図は見ました。
